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サイエンス・デザイナーDr.KINOKOYAのAcademic Tips

2008年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年09月

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出稼ぎ | 中日

 というわけで、本日で高崎の出稼ぎが終了。明日からは、東京で2日ほど仕事をする。と言っても、打ち合わせ1件、講義が1件と簡単なものだ。
 高崎終了と言っても、昨日と今日はホテルにいてぐだぐだ。
 昨日は、うちの大学院の博士課程に来ている社会人学生をホテルの部屋に連れ込んで(別にいやらしい意味ではないがw)、朝から夕方まで博士論文作成の指導。
 一応修士課程を出ているはずなのだが、入学から1年半を経過して、全く論文に手が付いていない。緒言、すなわち論文のイントロは、通常は過去のその分野での業績をレビューして、博士論文の目的を明らかにするものなので、これについては、過去の文献を検索して、論文を読み込んで、編集者よろしくまとめるだけなのだが、これが皆さん手こずっている。
 何故なのかいろいろと考えるのだが、結局、読書の習慣がないという部分と興味=モチベーションというところに帰結しそうだ。
 自分に与えられたテーマが自分のこととして認識されていれば、おのずと、図書館に行っても、本屋に行っても、そういう文献が目につくと思うのだが、これがどうもみなさん目に付かないらしい。てか、ルーチンで本屋とか図書館に行く習慣がないようだ。
 このインターネット時代、ツールは腐るほどあるのに、文献検索すらやっていない。

 別に私のようにネットジャンキーになれとまでは言わないが、少なくとも自分の分野の文献ぐらい、暇なときに検索してみてもいいのではないか?そんなに忙しいのかな?
 ちなみに、彼のテーマでPubmedをさくっと引いてみたら、なんと1949年の論文から3000件あまりの文献がひっかかって来た。こりゃ大変という気分だが、そのくらいに怖気ずいていたら、博士論文は難しい。「おー、こんなに文献あるわ、ラッキー」と思えるパワフルさが必要だ。
 
 そういえば、おとといの夜は学生の自宅で、新しく入室してきた3年生を囲んで、飲み会をやった。彼女たちはこれから1年をかけて、授業と実習と就職活動の合間を縫って卒業研究をおこなうわけだが、上記の社会人博士課程の学生さんより、はるかに先は困難を伴いそうだ。
 なにしろ、まずはパソコンの入力作業すらおぼつかないから。

 うちの研究室では、入室するとイントラブログを開設して、日々の雑感や、連絡をしてもらうようにしている。この趣旨は、パソコンで文字を入力することの抵抗感を軽減するためだが、これすら日常的にできないと、卒論なんて何をかいわんやである。
 ちなみに、うちの大学の博士課程の学生で、これをちゃんとやっている学生は、この数年ではるかに文章作成能力が向上している。最近は、私が教えることもなくなって、逆にこちらが教えを請うぐらいだ。
 生まれ持っての特性と言えばそれまでだが、卒論あるいは博士論文というゴールは、決められたものなので、得意だとかそうじゃないとかは、言ってられない。
 Mixiの友達で、結構長文を書く人が数人いるが、そういう人が私の学生だったら、こういう苦労はしなくてもすむのかもしれないな。もちろん、もっと高次の苦労はするわけだが、それはそれでこちらの
知的好奇心を刺激して、より生産性の高い指導関係が結べるのだろう。

 如何にストレスなく、楽しく、アウトプットするスキルを向上させるか?入室資格に、Mixiあるいは、ブログをやっている、という条件を入れてみるのもいいかもw。
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| 出稼ぎ | 17:41 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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出稼ぎ | 出稼ぎ

月曜日に自宅を出て、熊本、福岡と泊まり継いで、本日より高崎。
久しぶりに水曜からという変則出稼ぎ。
にしても、昨日は飲みすぎた。中州のクラブ。
日曜、月曜、水曜と、ほぼ3日連続で熊本空港に行くと、なんか不思議な感じがした。
すでに自宅を出て3日。まだまだ先は長いね。
がんばるよん。

| 出稼ぎ | 02:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Diary | 同じ窓

別に詳細を理解して欲しいわけではない。ただ笑ってくれるだけで救われる時もある。そのぐらい人は単純。

| Diary | 03:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Foreign country | これでいいのだ

 「8月の2日に、あなたの訃報に接しました。6年間の長きにわたる闘病生活の中で、ほんのわずかではありますが、回復に向かっていたのに、本当に残念です。われわれの世代は、赤塚先生の作品に影響された第一世代といっていいでしょう。あなたの今までになかった作品や、その特異なキャラクターは、私達世代に強烈に受け入れられました。

 10代の終わりから、われわれの青春は赤塚不二夫一色でした。何年か過ぎ、私がお笑いの世界を目指して九州から上京して、歌舞伎町の裏の小さなバーでライブみたいなことをやっていたときに、あなたは突然私の眼前に現れました。その時のことは、今でもはっきり覚えています。赤塚不二夫がきた。あれが赤塚不二夫だ。私をみている。この突然の出来事で、重大なことに、私はあがることすらできませんでした。

 終わって私のとこにやってきたあなたは『君は面白い。お笑いの世界に入れ。8月の終わりに僕の番組があるからそれに出ろ。それまでは住む所がないから、私のマンションにいろ』と、こういいました。自分の人生にも、他人の人生にも、影響を及ぼすような大きな決断を、この人はこの場でしたのです。それにも度肝を抜かれました。それから長い付き合いが始まりました。

 しばらくは毎日新宿のひとみ寿司というところで夕方に集まっては、深夜までどんちゃん騒ぎをし、いろんなネタをつくりながら、あなたに教えを受けました。いろんなことを語ってくれました。お笑いのこと、映画のこと、絵画のこと。ほかのこともいろいろとあなたに学びました。あなたが私に言ってくれたことは、未だに私に金言として心の中に残っています。そして、仕事に生かしております。

 赤塚先生は本当に優しい方です。シャイな方です。マージャンをするときも、相手の振り込みで上がると相手が機嫌を悪くするのを恐れて、ツモでしか上がりませんでした。あなたがマージャンで勝ったところをみたことがありません。その裏には強烈な反骨精神もありました。あなたはすべての人を快く受け入れました。そのためにだまされたことも数々あります。金銭的にも大きな打撃を受けたこともあります。しかしあなたから、後悔の言葉や、相手を恨む言葉を聞いたことがありません。

 あなたは私の父のようであり、兄のようであり、そして時折みせるあの底抜けに無邪気な笑顔ははるか年下の弟のようでもありました。あなたは生活すべてがギャグでした。たこちゃん(たこ八郎さん)の葬儀のときに、大きく笑いながらも目からぼろぼろと涙がこぼれ落ち、出棺のときたこちゃんの額をピシャリと叩いては『このやろう逝きやがった』とまた高笑いしながら、大きな涙を流してました。あなたはギャグによって物事を動かしていったのです。

 あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また時間は前後関係を断ち放たれて、その時その場が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。すなわち『これでいいのだ』と。

 いま、2人で過ごしたいろんな出来事が、場面が思い出されています。軽井沢で過ごした何度かの正月、伊豆での正月、そして海外でのあの珍道中。どれもが本当にこんな楽しいことがあっていいのかと思うばかりのすばらしい時間でした。最後になったのが京都五山の送り火です。あのときのあなたの柔和な笑顔は、お互いの労をねぎらっているようで、一生忘れることができません。

 あなたは今この会場のどこか片隅に、ちょっと高いところから、あぐらをかいて、肘をつき、ニコニコと眺めていることでしょう。そして私に『お前もお笑いやってるなら、弔辞で笑わせてみろ』と言っているに違いありません。あなたにとって、死も一つのギャグなのかもしれません。私は人生で初めて読む弔辞があなたへのものとは夢想だにしませんでした。

 私はあなたに生前お世話になりながら、一言もお礼を言ったことがありません。それは肉親以上の関係であるあなたとの間に、お礼を言うときに漂う他人行儀な雰囲気がたまらなかったのです。あなたも同じ考えだということを、他人を通じて知りました。しかし、今お礼を言わさせていただきます。赤塚先生、本当にお世話になりました。ありがとうございました。私もあなたの数多くの作品の一つです。合掌。平成20年8月7日、森田一義」

 持っていた紙が白紙であったので、アドリブ?と物議をかもしたタモリの弔辞である。
 にしても、心を打ち震わせる名文である。いや、文章というより、魂の、心のありようというか。久しぶりに目頭が熱くなっちまったよ。

 思えば私の人生の初期の選択に、タモリの存在は大きなものであった。外国語に目覚め、NHKの英語のみならず、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語講座を視聴しはじめたのは「四ヶ国語マージャン」の衝撃に影響されたからに他ならない。確か中学2年の時ではなかったか。そのころから私はスペイン女の黒髪が好きで、今のかみさんもスペイン人だ(妄想)。
 その後、九州英数学館に予備校を決めたのも、早稲田の第二文学部に行ったのも、モダンジャズ研究会に入部したのも、タモリの影がちらほらと頭の隅にあったからに他ならない。
 それを選択と言って良いのか、ただのミーハーと言って良いのかわからないが、所詮小生のような人間の生き様だ。

 そのタモリなる芸人のルーツたる赤塚不二夫が死んだ。

 深い感慨はないが、ふと思い出すと、私が幼稚園だか小学校低学年だかの写真に「しぇー」のポーズで写っている写真があることを思い出した。今でいうと、「そんなのカンケーねぇ」だろうが、それほど小児の心を鷲づかみにしていたことが窺い知れる。

 にしても、クールだ。タモリ。
関西芸人の弔辞にはないクールさだ。
 クールジャズの中にある暑さというか。平凡な他人にはわかるまいとも、己の美学に忠実な、単なる天邪鬼というか。あの、空気感。抑制の中にある魂の叫び。それが、中学生の私の心に刻まれていたのだということが、今あらためて思い出された。

 してみると、私もある意味で、あなたの作品なのかもしれません。

合掌

| Foreign country | 00:24 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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Diary | ステロタイプ

 要するに私は予定調和とステロタイプが嫌いなわけだ。
 この天邪鬼的性向はいかんともしがたいし、すでに40年以上生きた以上、今更変えるわけにもいかぬ。
 今日のレッドカーペットで、友近と若手の女二人組みの芸人が、いかにも女どもが話しそうな、ケツの痒くなるようなネタをして笑いを誘っていたが、ありがちでステロタイプなリアクション、あるいは感じ方そのものが、私には合わないのだな。
 この際、もうちょっと邪悪に、ケレン味たっぷりに生きてみるかな。

| Diary | 01:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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出稼ぎ | やさしさ?

 眠れない夜はビール片手にブログを書くに限る。
てか、前回のブログからあっというまに1ヶ月が経過している。
おかげさまで最近は出稼ぎ1件にコンサルタント2件を抱えているので忙しい。自分の会社には半分しかいないんじゃないか?
 こうして会社の借金は膨らみつつ、無責任を気取って糊口をしのぐわけだ。

 にしても大金ではなくても、ちょっと財布に余裕がある状況というのは、何度も言うが精神衛生上よろしい。
 フリーター諸君、小さくても安くても安定した職につくべきですぞ。
 ま、客観的に見れば、私の生活そのものがフリーターみたいなもんだが。

 しかし、人の親になって半月、予想外に心境の変化が著しい。遺伝子に刷り込まれていると言われればそれまでだが、確実に今までの私と今の私は別人だ。

 今日、あるテレビで、「今の夢は親孝行」と語った高校生がいたが、親孝行したければ、子供作れと言ってしまおう。いや、孫を見せることが親孝行と言いたい訳ではない。人の親となって初めて、親への本当の感謝の念が立ち上る、すなわち、本当の有り難味というやつが、否応にも実感できる。
 別に、海外旅行に連れて行くことや、豪華なフランス料理を食べさせることよりも、このいかんともしがたい感謝の念こそが最上の親孝行と思うのだ。
 すでに出産時期を逸している女性には申し訳ないが、そういう方々は、せめて海外旅行にご両親を連れて行ってあげてください。まだ、一縷のチャンスが残っている女性は、四の五の言わないで、とりあえずトライしてみてほしい。

 もちろん、こんな気持ちを両親にあからさまに伝えるようなヤワな人間ではないので、表面上は以前にも増して毒舌を吐いているのだが、その毒舌の底流に感謝の念が横たわっていることを私の両親は理解してくれるだろうか。
 
 ま、こういうナイーブな私の感情は、結局通じないものだ、ということを最近痛感している。最近、弟の嫁と仕事上のメールのやり取りをするのだが、これがことごとく感情がかみ合わない。こちらの意図を全く観取してくれないとはこのことで、最近ではメールの着信を見るだけで、気が滅入る。
 予想外に私の希望が高いのか、恐ろしく彼女が不感症なのか。
 考えるのもいやになったので、これからは、必要なこと以外は書くまい、あるいはこのまま出稼ぎに埋没してしまおうと考える今日この頃なのだ(きっこ風w)。
 

| 出稼ぎ | 00:51 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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