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サイエンス・デザイナーDr.KINOKOYAのAcademic Tips

2011年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年07月

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Book | 原発が必要悪だと思っているアナタへ

こちらの2冊の本をおすすめします。

本日で出稼ぎ終了し。帰ってまいりました。ところが。いつも乗っている時間の飛行機が、機材の故障により欠航。ちゅーことで最終に乗って帰ってきたのだが、機材遅れで45分遅れて到着。ま、最終はいつもこんなもんだな。スカイネットは。

で、本の紹介ですが、そんなこんなで羽田のラウンジで6時間の読書をしてまいりました。
まず、これ

原発のウソ (扶桑社新書)原発のウソ (扶桑社新書)
(2011/06/01)
小出 裕章

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以前ここにビデオをはっつけた、京都大学の小出助教の最新刊。6月1日に1刷で、20日には3刷と爆発的な売れ行き。3.11以降をきちんと整理して理解したい人には最適です。てか、これを読んで、まだ「原発は必要悪だよね」とか言っている人間がいたら、私しゃ、その人の知性を疑いますね。
小出先生が、京都大学の助教であるのも説得力が3割り増しです。

ちなみに、助教を助教授と勘違いしている人がいますが、昔の助教授は、今は准教授、昔の助手が助教ですので、お間違えのないように。(正確には、助手という呼称も、現在残っているので、微妙に違う)
で、62歳で昔の呼称だと助手ですよ。英語で言えば、アシスタント(プロフェッサー)ですよ。どれだけ信念を持って反原発をやっているかがわかります。

で、もう一冊原発もの。
いやー、今回の悲劇で、何が良かったかといえば、この飯田さんという人を知ったことでしょうね。
こういう合理的に熱情を持つことができる人間好きです。ちなみに、この人も京都大学の出身。あ、小出先生は、出身は東北大学です。
ISEPがんばれ。

横道ですが、スイス・トンベルク社の薪ストーブが気になりました。日本のだるまストーブは、熱効率30%、こいつは80%だそうです。スウェーデンハウス工法の家に入れると、薪1本で一日暖かいそうな。これは、薪が腐るほどある人吉・球磨には普及させた方がいいですね。いや都市部でもね。


原発社会からの離脱――自然エネルギーと共同体自治に向けて (講談社現代新書 2112)原発社会からの離脱――自然エネルギーと共同体自治に向けて (講談社現代新書 2112)
(2011/06/17)
宮台 真司、飯田 哲也 他

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Music | 緊張感溢れる

先生にお許しをいただいて、ゼミのあと、タクシーを飛ばして、急遽、三軒茶屋へ。いや、タクシーを飛ばしたのは、高崎駅までね(笑)。
宮前幸弘トリオのライブを聴きに行く。

久しぶりの彼の演奏。そして、初めてのトリオ。
1stセットは、かなりの緊張だったらしく、固さが目立ったが、2ndセットは、別の意味で、緊張感溢れる演奏。
音楽に人生をささげたプロの演奏は、何に人生を捧げるべきか、悩める子羊のきのこやの心に響きましたわよ。

P1190863_400.jpg


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Academic writing | シリアル値使ってますか?

うちの秘書のお嬢ちゃんがエクセルで作った業績一覧を拝読。
つらつらと眺めていたら、ふと日付に目が行った。

2009.10.12

うむ。2009年10月12日の記事ですね・・・。
ん?
テン?
おー、セルの書式設定で、ユーザー設定を使ったのね。なかなかできる。

うん?
書式が変わらない。

なぬーー!なんとテキストで入力してある!がくがくブルブル・・・・


そこにあったのは日付ではあったのだが、日付書式で入力されていない文字列であった。
「並べ替えはできますよ」
秘書のお嬢ちゃんは、私が驚愕していることに気付いていない。
いや確かに、並べ替えには問題なかろう。しかし、日付書式で書くべきところをただのテキストで書いている違和感を如何に彼女に伝えるべきか。これは難しい教育問題だ。

えーっと、エクセルにおいて日付はですね、シリアル値という一意の数値を日付書式で任意の形式にして表示してですね・・・。説明を試みるものの、何が問題かを伝達できないもどかしさ。
確かに記入上困りはしない。困りはしないのだが、何かが違う。

続けて、うちの大学院生に「シリアル値を知っているか」と問うてみた。なんと、彼女も知らなかった。データの取りまとめでそれなりにエクセルも使ってきたのに。本棚には、エクセルの便利ワザ集の本もあるというのに。
彼女はちなみに日付については、091012と数値で記入していた。ガクガクブルブル。
確かに日付を表すには、必要十分だ。しかし、何かが違う。

そう、問題は、日付、時間の計算が容易かどうかだ。それが、日付をシリアル値で入力する、最大のメリットだ。確かに、今の彼女の研究内容では、日付の計算は必要なかろう。しかしそれが必要になった時に、彼女は驚愕することであろう。
ということで、練習問題。

091012 は 101012 の何日前か。

計算式は単純だ、101012 - 091012

しかし、計算結果は異なる。
単なる数値の結果は、 10,000。

シリアル値に基づく日付形式だと、365。

日付計算では、もちろん後者が正解である。
ちなみに、秘書のお嬢ちゃんのテキスト形式だと、#VALUE!エラーだ(笑)。

やはり、日付形式は、シリアル値で入力すべきである。
ちなみに、テキスト形式や、数値形式だと、20091035=2009年10月35日という存在しない日付も存在してしまう。シリアル値ではそれは入力できない。(正確には、シリアル値に変換されない)

ちなみに、日付形式で入力するときの、キー入力は、2009/10/12 あるいは、2009-10-12 と入力する。

「基本を忠実に覚える」

あらゆる習い事、スキルの習得はまずこれが先決だ。
ゆとり教育だか、個性教育だか知らないが、ある年代から、無批判なオリジナリティ幻想が蔓延しているように思える。一見それは礼賛すべき価値観だが、少なくとも、この事例においてそれは、断じてオリジナリティではない。ただの我流だ。

「バットをさかさまに持って球を打って何が悪い?」
確かに野球において、バットをさかさまに持って打ってはいけない、とはどこのルールブックにも書いてはいない。しかし、実際、さかさまにバットを持って球を打つプロ野球選手は存在しない。それは、バットという棒状の物体で飛んでくる球を打つという行為において、さかさまに持って打つことは、その機能を最大限に発揮しない、すなわち、飛距離が出ないからだ。野球の基本を知らない幼児で、バットをさかさまに持って打つ幼児は意外に多い。うちの息子もたまにやる。しかし、野球というゲームを理解して、球を遠くに飛ばすことが重要である、とゲームの目的を理解し、バットの機能を一端体得すると、その行為は消失する。非合理だからだ。幼児であっても非合理に安住することは快感ではない。面白くないのだ。

我流ではない、基本動作には、経験的に蓄積された合理性が存在する。オリジナリティとは、基本において実現される結果を凌駕する行為の改良によって評価されるべきである。これを理解している人間は意外に少ないのかもしれない。

それは、私の眼には、個性を礼賛するあまり、基本が内在する歴史性と合理性に対する敬意の欠如に見える。

前のブログで触れた、漢字学の泰斗、白川静先生は、漢字の源流である甲骨文、金文を徹底的に解析し、白川文字学と言われる、漢字大系を完成した。その基本的な視座は、漢字という文化が辿った歴史を源流まで辿り、当時の漢字を取り巻く生活世界に想像力を膨らませ、漢字の基本を徹底的に考究するという姿勢である。
基本はあらゆる行為の土台であり、強固な土台があって初めて、高くて堅牢な構造物を構築することができるのである。

野菜の栽培において、何が基本か?それは土づくりである。が、しかし、戦後の農業技術の視線は、土と地下に張り巡る根に向かず、あるいは、そこにうごめく微生物の世界に思いを馳せず、地上部の短期的な効率化に向かった。それが、結果として、ひ弱な作物を作り、防除という思想と技術を生み出し、そして、個性のない、マズい野菜を市場に送り出した。それが、長い年月をかけて、農業の弱体化を招来したと私には思える。ここにも、基本を疎かにする軽薄な技術思想が見え隠れしてはいないだろうか。

エクセルの日付入力は他愛もない技術ではある。しかし、その基本をおろそかにする思想、ものの考え方には、技術習得に関する、甘い見通しが見え隠れする。それは、極論すれば、人生に対する甘い見通しにも必ずつながっていくものではないか。

学生を指導していると、思いもよらぬ、間違いを発見することがたまにある。その多くは、本来辿るべき、技術習得の基本ステップを理解、あるいは、教育されていないことから来るものが多い。
いや、私は何も難しいことを言っているわけではない。単純に、まずは基本ワザを覚えるのが、最も時間と労力の節約につながりますよということだ。そこで節約できた時間と労力は、さらに新しい技術習得や改良に回すことができますよ、と極めて功利的かつ合理的な話をしているだけである。
そういう意外な間違い、あなたはしていませんか?

ところで、シリアル値を使って、091012 とエクセルに表示させるにはどうしたらよいかわかりますか?では、09.10.12と表示させるにはどうしたらよいかわかりますか?

宿題です(笑)。


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Book | 回思九十年

最近眠る前に読んでいる一冊。

私は、たまたま高校時代に書道に出会った。というよりも、当時、登校拒否児だった私を書道の先生が救ってくれて、ちょっとだけ書道を噛った。爾来、筆は握ることはなくとも、文字というものに、少なからぬ興味を持ち続けてきた。かといって、特段多くの書物を逍遥したというわけでもなく、ただ少しばかり漢字の近くにいたというに過ぎぬ。

と、ついつい、筆も堅めになりそうな本書である。

回思九十年 (平凡社ライブラリー)回思九十年 (平凡社ライブラリー)
(2011/03/15)
白川 静

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いやー、いつ読んでもスゴイわ。この先生。
昔はこういう薫りのする学者がキャンパス内、もとい学内を歩いていたのだろうなぁ。ついつい、キャンパスという言葉を使ってしまうほど、今の大学は学問の香りがしませんね。敷地の広い、公園つき専門学校みたいだもんな。中には、ビルになって、公園すら付いていない大学も都内にはあるようだが。

私が敬愛する(このフレーズも多用しすぎですね、私)、白川静先生の対談集である。先生の御本は、なかなか読み手を選ぶというか、古い本のフレーズなんかは、ルビがないと読めないものもあって、実は文章の3割程度しか読みきれていないのだけど、対談集では、それが少しだけ軽減されて、上質な読み物になっております。

にしても、先生が一般書を書いたのは、60過ぎだかで、それまでひたすらに種を撒き、肥料をやり、と、自分にインプットをし続けて、その結果、まるでタンポポの種がはじけるように、一般書を書きはじめたのだそうだ(もちろん専門論文は書いていたそうだが)。
本を書くという行為の後ろにある、膨大な知識と思索の結果としての書物という、古きよき時代の出版文化の深さと重さが伝わってくるエピソードである。

それよりも何よりも、人生を折り返して定年を迎えるころになって、ようやく一般デビューというその遅咲きぶり(今の感覚からすればだけどね)に、ちょっと人生に疲れはじめたきのこやに勇気を与えていただきました。願わくば、先生のようにはいかないまでも、私もまだまだこれからと、頑張ってみたい今日この頃です。

| Book | 17:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Book | 挿絵画家アーサー・ラッカムの世界

なんでも毎月本を出す企画を出したらしく、またまた友人の本の紹介です。

挿絵画家アーサー・ラッカムの世界 (ビジュアル選書)挿絵画家アーサー・ラッカムの世界 (ビジュアル選書)
(2011/05)
アーサー・ラッカム

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不勉強ながらワタクシこの著名な挿絵画家を知りませんでしたが、不思議の国のアリスの挿絵といえば、「あーあれですか」と、思い当たる人もいるでしょうね。そんな彼の挿絵画集のような一冊。解説を友人が書いております。

私の読むような科学系というか、教科書みたいな本の場合、恐らくは、コスト削減の故か、しょぼーい、高校生が描いたようなとってつけたような挿絵しかついていないことが多く、本の価値を高めるというような質の高いものにお目にかかったことはありません。しかし、本来の挿絵とは、それ単体で作品として自立しているべきものであって、ここで紹介されているようなものこそが、挿絵という名にふさわしいものなのでしょう。

出版という文化が、まさに文化として自立していた時代の薫り高さが偲ばれます。

挿絵というのは、実はあこがれる世界でありまして、私は創作の才に恵まれていないので、小説など何か全くあたらしいストーリーを紡ぎ出すということは、よーやらんのですが、せめて挿絵なら、柱となるストーリーがあるので、それを映像化するということで、私にもできそな感があるので、是非やってみたい分野ですねー。

写真の次は、挿絵に挑戦してみっかな。器用貧乏の面目躍如で。

| Book | 16:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Book | わが子を「メシが食える大人」に育てる

もともと人の心理や教育に興味があったきのこやですが、子育てをするようになって、さらにその意欲が増しており、たまにいろんな子育て本を読んでおります。

 で、これ。
わが子を「メシが食える大人」に育てる (廣済堂ファミリー新書)わが子を「メシが食える大人」に育てる (廣済堂ファミリー新書)
(2010/07/17)
高濱 正伸

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「メシが食える大人」ってフレーズがいいですな。

わが敬愛する日垣隆氏の名著『父親のススメ』に
「子育ての目標は親を必要としなくなること」

とのフレーズがあり、激しく同意して、拙ブログでも紹介したことがあります。

子育ては難しい作業か?

このメシが食えるっつーのは、それと通底するフレーズですね。
メシが食えていない情けない親のワタクシが言うのもなんですが(涙)、少なくとも理念上は、感情上は、激しく同意であります。子供が一日でも早く、ワタシを必要としなくなるためには、「メシが食えねば」ならぬのです。
その教育法を著者は説くわけですね。内容は本書に譲るとして、これを筆者は、彼が経営する塾の理念として当初から掲げていたそうです。

ちなみに、著者は情熱大陸にも紹介されたそうな。これを見るのが私の文章を読むより早いな(笑)。
UTUBEにあったので貼っておきますね。

で、今ホテルでの待ち時間にこれを読んでいるのですが、どっかで見た気がしたので、プロフィールを覗いてみたら、そうです、わが敬愛する人吉の姉さんのお友達でしたw。

わが愛する第二の故郷人吉から、こういう逸材が排出されたことに改めて感動です。
是非ご一読を。

姉さんのブログより
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| Book | 16:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Diary | 平成23年度6月期出稼ぎ始動

ちゅーわけで、本日より今月の出稼ぎはじまり。
子供のメシ代稼ぐためにがんばるぞい。

| Diary | 15:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Diary | 13回忌

今日は祖母の13回忌の法要。
山口まで車を飛ばすが、昨日からのものすごい飴で予定どおり進まず、2時間半かかる。
おまけに帰りは、植木~御船間が大雨による土砂崩れ注意報で通行止め。植木インター前4kmの渋滞を抜けるのに2時間かかり、ようやく下道に辿りついたものの、結局6時間半で帰宅。久しぶりの長時間ドライブとなりました。

| Diary | 22:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Book | 星の王子さまのことば

星の王子さまのことば星の王子さまのことば
(2011/01/22)
サン=テグジュペリ

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で、ついでに書店のデータベースで検索したら、こちらの本も発見。

有機農業の話をさせてもらうときに、まとめっぽい部分で「星の王子さま」から一節を引用して後援を結ぶことがあります。ま、なんの関連もないところに強引に引用するわけですが。

で、子供ができてから、なんとなく、この本を意識している。実は、読んだことはないのだけれど(笑)。自分の子供にとって、正しくありたい、という意識が芽生えるのかね。アウトローを自認しておきながら、ちょっとお恥ずかしいかぎりですが。
いずれにせよ、ここに描かれている、ある種の醜さに注意しようとは意識するわけだ、ヒトの親として。

で、本書は、そういう王子さまの言葉を抜書きした、手抜き、もとい、便利な本である(笑)。面白かったのは、作者である、サン=テグジュベリの他の著作からの引用もあること。はじめて作者の人となりの一端を知ることができました。

子供を持つ親、疲れたビジネスマンにおすすめです。

| Book | 01:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Book | 名画の読み方 -怖い絵の謎を解く-

名画の読み方 怖い絵の謎を解く名画の読み方 怖い絵の謎を解く
(2011/05)
平松 洋

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大学時代の友人から新著を上梓したとの連絡。
ちょうど東京にいたので、帰りの空港に向かう途中、いつも寄る浜松町の書店で購入し、そのまま帰りの飛行機と帰宅後の寝床で読了。
 いやー、彼の著書を読むのは3冊目なのだが、相変わらずの博覧強記ぶり。比較的知識があるとたまにお世辞で評価を受けるきのこやですが、こういう友達を持つと恥ずかしくてたまりません。
 内容は、名画の解説、解釈ということだけれど、モナリザをとっかかりに、さまざまな絵画を読み解きながら、その底流にひとつの縦糸を最後に浮かび上がらせるという手の込んだもの。
 ちょと筆致が重く感じられるのは、私の知識が浅いからかな。
 でもおすすめです。なんかミステリーを読んだような読後感。

| Book | 01:36 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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