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サイエンス・デザイナーDr.KINOKOYAのAcademic Tips

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出稼ぎ | 帰宅

ちゅーわけで、8月度の出稼ぎから先週の土曜に帰ってきたきのこやです。
で、嫁と子どもに空港まで迎えに来てもらい、そのまま福岡へ。母の誕生日を祝うためです。
で、昨日夜、やっとこさ、自宅に帰ってきました。12日ぶりなんで、結局約2週間留守にしていたわけです。

10日ぶりに会う息子は、この1週間、東京から来たいとこたちや、熊本在住のいとこ、親戚との恒例の夏の旅行で真っ黒に日焼けしておりました。プール、海(芦北)、動物園など各所ではしゃぎまわったそうで、特に今年2回目の海では、全く海に入りたがらないいとこ(ほぼ同じ年代)を尻目に、おじちゃんが待つ沖に向かって、鼻にまでかかる水をものともせず沖に歩いて進んだり、腕につけるタイプの浮き輪で、ばちゃばちゃ泳いだりして、「この子はすごい天才か、恐怖のネジが壊れているのでは?」との周りに感想を漏らさせるほどの奮闘ぶりだったそうです。
 手前味噌ではありますが、確かに他所の子を見ていても、好奇心が旺盛というか、無鉄砲というか、少なくとも水に関しては、かなりの親和性を持っております。「それはみずがめ座だからだよ」と日ごろは冗談を言っているのですが、実際は、最初は水を怖がりもしたし、怖いテレビのシーンを見ると、手で顔を覆って、指の隙間からテレビを見たりしているので、全く恐怖心がないというわけではありません。

 当っているかは別にして、彼のこのような行動の源泉には、恐怖よりも勇気を醸成する日ごろの育児態度があると実は考えています。
 あらゆる新規の行動を獲得するとき、生得的に恐怖と不安が先立つものだと思います。しかし、その恐怖と不安を乗り越えて新規の行動を獲得したとき、そこには喜びと楽しさがあることを、誰しも経験しているはずです。なので、問題は、その新規の場面に対する不安を乗り越えた後に来る喜びを、以下に想起させる経験を積み上げるか、だと思うのです。
 したがって、新規の場面に対しては、段階的に可能なことから克服させ、一方で不安を全面的に受け止めて無理にトライさせないような配慮をしているつもりです。
 また、できたことを過剰なぐらいに誉めて、本人の自信を可能な限り引き出すことも気にしています。

 恐らくは、このような積み重ね、不安を受け止めて、解決可能な課題から克服させ、新規行動を獲得する喜びを共有して補強し、さらに、挑戦する喜びと期待を最大化する、ことが彼の無鉄砲とも思える行動を強化していると思っています。
 いわゆる、ベーシックトラストを如何に涵養するか、に注意しているということです。

 ただ、一方でしつけという面からいうと、やりたいことを妨げないという傾向が強くなりますので、なかなか言うことを聞いてくれないという面も確かにあります。このあたりが、嫁と微妙に意見が食い違ってくるところでありますが、私としては、悉く不安を除去して自信をつけることなしには、しつけもへったくれもありゃしない、と思っておりますので、まだ2歳半の息子には、これでいいのではないかと思っています。

 確かに、子どもの個性というのはありますので、水が嫌いという子もいるとは思うのですが、チャレンジ精神が少ない子どもの親の態度を見ていると、どちらかというとしつけ=叱る事が目立つように思えます。また、できなかったことに対して「あんたダメじゃん」というコトバを無意識にしているようでもあります。その裏には、やればできるのに、という子どもに対する思いと、叱咤激励しようという気持ちがあるのだと思いますが、私の視点では、逆効果に見えます。

今一度、ドロシー・ロー・ノルトの言葉を

子は親の鏡
                      ドロシー・ロー・ノルト
けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、
子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、
子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、
子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教ええれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、
子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、
子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりを持って育てれば、
子どもは、やさしい子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、
子どもは、
この世の中はいいところだと思えるようになる


単純なことですが、意外に難しいことだと思いますね。

ちなみに、空港に迎えに来た息子は、「お父さんみたいに、飛行機に乗りたいなぁ」とのたまっておりました。何よりもビックリしたのは、この「〇〇のように、~」と、直喩の話法を使用していることでした。10日前には、「△△ちゃんも飛行機乗りた~い」だけだったはずなのですが。

全く、子どもの成長には芽が離せません。
喜びを感じる瞬間でした。


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