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サイエンス・デザイナーDr.KINOKOYAのAcademic Tips

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出稼ぎ | 2007-10-24

[ESSAY] 見える快感

 下井さんの日記を読んで考えました。

「そう、見えないものが見えるようになるんだよなぁ」と。

 何かに熱中、あるいは、真剣になると、いろんなものが見え始めます。

例えば、きのこに興味を持つと、公園を歩いていても、きのこを見つけることがあります。本屋さんに行っても、いままで通り過ぎていた棚で、偶然、きのこの本を発見したりします。

 そう、見え始めたんですね。

 そこには、ずっと前からそのきのこや本があったにもかかわらず。

 人、特に人生の先輩にあたる人と話をしていると、時々「自分が見えていない世界が見えている」ことを発見することがあります。そういう人に会うと、嬉しくなると同時に、自分の勉強不足を恥じることになります。

 それは科学的なことだけじゃなくて、人付き合いの方法であったり、心遣いであったり。

 ずいぶん前、もう10年以上前の話ですが、ある先生たちと飲みに行きました。すごくフランクな仲で楽しかったのですが、さて、帰ろうとした時、いつものように、「じゃ、先生、今日はこれで」と先生を店の出口でお見送りして、別れようとしました。

 その時、一緒に飲んでいた、ある大学の助手の先生が「だめだめ!先生をちゃんとホテルまでお見送りしなくちゃ」と言われました。で、結局、3人でタクシーに乗り、先生をホテルの玄関で送り(もちろん、一旦、タクシーを降りますよ)、僕らは別々のホテルにそのタクシーで帰りました。

 きのこやは、そういう経験をしてこなかったので、これは勉強になりました。もちろん、ケースバイケースなので、毎回、これをしなければならないとは限りませんが、場合によっては、そういう礼儀を表すことがあるのだ、ということは知っていてもいいと思います。

 ま、「親しき仲にも礼儀あり」とは、こういうことでしょうね。

 最近は言わなくなりましたが、以前、江口先生に食事をご馳走になったときに、「割勘であれ、年長者が代表として支払う時は、金額を見ないように、外に待機して、おごって戴けるのであれば、きちんと並んでお礼を述べるように」と学生さんに話をしたことがあります。

 ご馳走になるときは、それなりの作法と礼儀がある、ということを伝えたかったわけです。

 これなんか「見えていない人」には、全く見えないようです。ま、それもしょうがありません。年長者におごってもらう経験や、そういう所作があるのだということを教えられていないわけですから。

 これは、親、あるいは、先生、または、年長の先輩の責任でしょうねぇ。ま、二十歳を超えた学生に、今更、これを教えなきゃいけないっつーのもアレですが、上の例にあるように、30過ぎまでそれを知らないってケースもありますので。

 学生のみなさんは、できるだけ、面倒な関係の飲み会や食事に行くことをお勧めします。たまには、後輩におごってみることもおすすめします。

 学生時代に先輩から「おまえ、アレはねーだろ?」と言われるのは、まぁ許せますが、30過ぎて、会社の部長から「〇〇君!君はバカか!」と言われてはいけませんw。結構、こういう人いますからね。

 ちなみに、あんまり見えていないと、次第に人は指摘してくれなくなります。そうなったら最悪ですよ。

 「そんな旧弊な所作、カンケーねーよ」という異見もありです。あんまりしちめんどくさい人間関係って疲れますしね。そういう人は、是非、外山恒一と仲良くなってください。

  

 

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