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Book | 『挿絵画家エドマンド・デュラックの世界』

 大学の先輩で、友人の平松洋氏が、また本を出版しました。
 挿絵というアートは、テクストという、言わばメインデイッシュに添えられた彩り野菜のようなものですが、しかし、その存在が、メインディッシュの価値を高め、一体としてアートを形成するという意味において、むしろ、メインのテクスト以上に重要な役割を担っています。
 さらに、優れた挿絵は、テクストを超えて、挿絵そのものが自立したアートとなります。

 実際の出版と言う営みにおいて、挿絵を自立させる作家はそう多くはないのでしょうが、その極北ともいえる、二大作家が、ここに揃ったことは喜ばしい限りです。

 著作権の戦時加算というものも、この度、初めて知りました。関係者の苦労が忍ばれます。是非手に取って一読を。下のamazonのリンクから購入可能です。



挿絵画家 エドマンド・デュラックの世界 (ビジュアル選書)挿絵画家 エドマンド・デュラックの世界 (ビジュアル選書)
(2014/09/25)
平松洋

商品詳細を見る


著者解説より
*****************************
 本書は、19世紀末から20世紀初頭のイギリスで活躍した挿絵画家エドマンド・デュラックの代表作から日本初紹介のものまで、あらすじとともに掲載したものです。
 当時のイギリスでは、印刷技術の進歩により挿絵本の全盛期を迎えていました。特に、クリスマスのギフトブックとして豪華挿絵本が作られたのです。そこで、人気を博したのがアーサー・ラッカムとエドマンド・デュラックでした。
 実は、今から3年前、『挿絵画家アーサー・ラッカムの世界』で解説を書かせていただき、その直後に、今度はデュラックの本を出版したいとの旨を担当編集者に提案したところ、担当編集者も考えていて、すでに著作権処理で動いていたのです。その結果、デュラックの著作権はまだ生きていたのですが、著作権者が日本の著作権処理団体にも分からず、許諾がとれないので、出版できない状況だとの返事をいただいたのです。そのため、泣く泣く、出版を諦めていたのです。一般的に著作権は著作者の死後50年ですが、日本には戦時加算という戦勝国に対するペナルティがあり、国によって60年を超えているのです。ところが、これを知らずに、著作権が切れていないにもかかわらず著作権処理をしないまま、出版や掲載がなされている場合が多いのです。しかし、著作権法上正規の手続きが行われていない出版をすることはできず、挿絵の2大巨頭の一人、デュラックに関しては出版を見送ってきたわけです。
 このたびデュラックの著作権が消失し、3年越しでやっと出版することができた次第です。多分、日本におけるデュラック関連の出版で、著作権法上、正規の形(著作権が消滅したので)で行われた初の出版となったはずです。しかも、『挿絵画家アーサー・ラッカムの世界』『挿絵画家アーサー・ラッカムの世界2』に続いて、姉妹本としてデュラックが出せたのは監修者としても嬉しい限りです。
 「線のラッカム、色のデュラック」と言われた挿絵黄金時代の画家たちの作品をご堪能いただき、広くご紹介いただければ幸甚です。 平松洋

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