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Diary | 女子供は愛の踏絵か

意外と思われるかもしれないが、きのこや甘いもの好きです。餡子でもチョコでもアイスもプリンも。たまにチョコパフェなんか無性に食いたくなったりするし。でも、恥ずかしいので一人で食うことはないが。

で、不安になると食欲中枢を刺激されるのか、絶えず口に何かを運んでしまうので、なるべく甘いものは買わないようにしているのだが。愛が不足するとついつい(笑)。

昨夜、深夜テレビの映画を見た。

チョコレート

簡単に説明すると、若い黒人女性と白人中年男性のラブストーリーなのだが、これじゃ何にもわからんわな(笑)。詳しくは見てもらうといいのだが、ま、ネタバレしないと説明にならんのでざっくり説明する。見てない人ごめんね。

主人公の黒人女性は、死刑囚の夫と息子の二人を失う。中年白人男性は、その死刑囚の刑を執行した本人。同じく刑を執行した彼の息子は、父の目の前で自殺する。共に家族を失った二人は、偶然にも出会い愛し合うようになる、というもの。

さて、きのこやが注目したのは、この白人中年男性の家庭環境。

祖父と父(主人公)そして息子の三世代家族である。そして、そこには女がいない。祖父は黒人が嫌いな差別主義者、父も同じく差別主義者であった。息子は、彼ら二人とに違和感を感じつつ、しかし逆らえずに過ごしていた。祖母や母が死別なのか離婚なのかはわからないが、いずれにせよ女が不在な家庭である。

祖父および父に共通するのは、差別主義もそうだが、決定的には弱者に対する共感と承認の不足である。頑なに自己の価値観を信じ、揺るぐ事のない祖父の姿は、アメリカの象徴にも見える。それが女の不在を招いているように見えるのだが、本人にはそこへの反省も想像力もない。

死刑執行の日、入念に下準備をしたにもかかわらず、初めて死刑執行に携わる息子は、囚人の前で嘔吐してしまう。その情けない姿に父は怒りの拳を振り上げる。収まらない父は、家に帰ってもベッドに伏せる息子をなじり始める。逆ギレした息子は銃を父に向ける。銃の前で力を失った父に息子は蹴りを入れる。「そんなに俺が嫌いなのか?」と問う息子。「そうだ」と答える父。息子は「俺は父さんを愛していた」と呟き自らに銃の引き金を引いた。

廃人のようになった父は仕事を辞め、ガソリンスタンドのオーナーになるのだが、それを祖父は「馬鹿だ」と吐き捨てる。


驚いた。このシチュエーションは、いつか小説にでも書こうかな?と高校生ぐらいから抱いていたシチュエーションに似ていた。家族への感謝を告白して、理解のない家族への決別を自殺という形で遂げる主人公、という話。

人は弱い生き物である。その人が人として生きる力を得るには、悲しいかな家族からの承認ではないだろうか。承認不足がさまざまなドラマを生み、苦しみを連鎖させる。その連鎖を断ち切るには死をもって対決するしかない。

映画の話に戻る。息子を失った父は抜け殻のようになっていた。息子が自殺する瞬間、とっさに息子への恨みを吐露した父だが、実際は息子を誰よりも愛していた。当たり前だが。しかし、それを伝える言葉も態度も持っていなかった。そしてそれは遅かった。

差別していたはずの黒人女性に次第に心奪われていく父。明らかに彼は、生き方を180度転換したようではある。しかし、それは遅かった。

まぁざっとこんな話なのだが、まぁなんというか男の愚かさが良く描写されている。なんかまとめるのが疲れてきた。いつもの如く(笑)。というわけで、結構オススメですよ。暗いけど。ちなみに、この黒人女性(ハル・ベリー)、アカデミー最優秀主演女優賞とったらしいよ。これがすげーいいスタイルなんだわ。

ちなみに、息子が自殺した悲しみに暮れている時に、この父、娼婦を買いに行くんですよ。このへんもなかなか良く書けているっつーか。つくづく男はバカな生き物ですな。てか、こんなシチュエーションでもできるってのが、スゴイ。白人男性侮り難し、違うか(笑)。

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