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サイエンス・デザイナーDr.KINOKOYAのAcademic Tips

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Book | つましく、丁寧に、仕合せに

気がつくと朝の8時になっていた。

ここのところ、また生活が昼夜逆転していて、しかも昨日はネットで注文していた本棚が届いたもんだから、夕方からインパクトドライバー片手に、4台の格安中国製スライド本棚を組み立てる作業に勤しんでいた。本棚を組み上げ、予定した位置にセットし、とりあえず山積みになった本を棚に納め、さらに、すでにダンボールに仕舞われて数年は経つであろう書籍類もその新しい本棚に納める。奮発してというか、恐ろしく物がある割には収納スペースが、ほぼ床に頼りきっている我が自室の収納スペースを多めに確保するために、その安物の本棚を壁一面を覆う数量買い求めたために、棚のスペースには、まだまだ空きがかなりある。これで当分は書籍の収納には困らないだろうし、わずかながら床が狭くなったとは言え、人を招き入れることも可能な状態にはなるかもしれない。応接セットなどは望むべくもないが。

ひとしきり大方の分類別に本をあっちへ移動したり、こっちへ移動したりという至福の作業を繰り返しながら、10年程前に読んだきりの本をぱらぱらめくったりする。凡そ20年前の大学時代の英語の教科書まで出てきた。「一部のスキもない訳をしないさいってわけね?センセ」「時制を正確に」という当時のコメントが書き込まれている。予習で作っていた、手書きの和訳の紙切れがいくつか挟んである。恐らく授業で解説された間違いの部分が赤ペンで修正してある。昼間は学生職員のバイトをしていた私は、そんなに暇ではなかったのだが、一応、講義予定のページは、粗訳をして、周りの何人かに配っていた記憶がある。その原稿だ。

懐かしさに目を細めつつ、眠気を催した私は、まだ片付いていない荷物が山済みの、倉庫のような部屋で眠ることにして電灯を枕元のスタンドだけにした。早速布団から手に届くところに収納した、昨夜から読みかけの本を手にとって横になって読み始めた。

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

この前福岡に行ったときにお年玉気分で13000円分も買った本の1冊だ。以前、彼女の別の本を紹介したことがあるが、彼女のエッセイの中でも、これは恐らく1番の出来だろう。というより、久しぶりに文章でたくさん泣かせてもらった。

内容は、タイトルを含む、3編からなる一連の小説風エッセイ。内容は是非とも読んでいただきたい素晴らしい本なので触れないが、作者が小学~中学にかけて通った、在プラハソビエト学校の同級生との当時のエピソードと、30数年を経てその友達を探しにヨーロッパを駆け巡るエピソードを、作者の明晰かつ、まるでミステリー小説を読ませるかのようなドラマチックな筆致で当時の中東欧の歴史を織り交ぜながら書かれてある。

きのこやは、少女時代の友情と思い出に涙し、再開に涙しと、気がつくと布団の上で正座して読み耽っていた。おまけにこの感動を、ブログに書き出す始末(笑)。

とにかく、何も言わない、買って読め!

もしこれに感動したならば、きっとアナタとワタシは友達になれます。

ま、感動しない人もきっといるだろうけどね。ま、きのこやは、このテの本に感動する人間ですっつーことで。

今日は、福岡で新年会です。18日まで遊んでくるよ~ん。

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