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サイエンス・デザイナーDr.KINOKOYAのAcademic Tips

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Science Design |  アウトラインは必須アイテム

論文の構造が出来上がったら、いよいよ中身の問題になるのだが、ちょとまて。さらに下位の構造にも目をつけ、そこでアウトラインとスタイルを設定しておこう。

たとえば、典型的な論文であれば・・・

1. 緒言

2. 材料と方法

 2.1 材料

 2.2 試料の調製方法

  2.2.1 〇〇の調製

  2.2.2 △△の調製

  2.2.3 ××の調製

 2.3 実験方法1

 2.4 実験方法2

 2.5 統計的解析

3.結果

 3.1 〇〇の結果

 3.2 △△の結果

4.考察

 というように、階層構造(ツリー構造)を取ることになる。この、数字の部分は、Wordでは自動的に付けてくれる機能がある。それが「箇条書きと段落番号」と「アウトライン・レベル」である。これらは別々の機能ではあるのだが、両者は関係があるので、これを理解して自動的に段落番号を付けられるようにした方が良い。

 具体的な方法は省くが、これをきちんと設定していると、後で泣けてくるほど助かることになる。

論文は生き物であり、投稿しておしまいというわけではない。査読者(レフェリー)が審査をして、「ここを書き直しなさい」とか、「ここは記述が足りないので、も一回書き直してね」とか指示が帰ってくることが多々ある。てにをは、程度の軽い変更なら良いのだが、構造に係ってくる変更の場合は番号の振り直しが生じる。

 上の例を見ると、「これぐらいなら、手で入力した方が早いじゃん?」と思われる方もいるだろう。ええ、確かにコレぐらいなら早いです(笑)。でも、これが150ページの博士論文だったらどうだろう?全8章の論文を書いて、「えーっと、2章と3章は一つにまとめた方がいいねぇ」「あ、第5章は、ちょっと全体のバランスからずれているので、勿体ないけど削ろうか?」と言われたとする(私だ)。150ページの中を行ったり来たりしながら、番号間違っていないかな?とか、何度も何度も見直すことになる。これが自動化されていたら、変更にかかった丸一日の作業は、10分もかからない。無駄な作業が省けるっつー寸法だ。確かにこの機能を覚えるのは、ちょっと骨が折れる。私も、未だに、完璧には使いこなしていないのだが、初めの方で習得しておくと、後々書くことになる、修士論文や博士論文の時に、無駄な作業で命を削らなくても良いのだ。

 さらに、アウトラインと段落番号を習得しておくと、もう一つご褒美がついてくる。目次である。

投稿論文で目次を書くことはないが、学位論文だとどうだろう?目次と索引は必ずついている。気の早い方はお気づきだと思うが、アウトラインを設定していると、自動で目次を付けてくれるんだね。150ページを行ったり来たりしながら、「えーっと、2.1.1は〇〇ページ、2.2.2は△△ページっと」一々手入力していたら一体どのくらいの時間がかかるだろうか?やっぱ、丸一日はかかるよね。ましてや、それが教授から、「ここいらなーい」と変更を迫られたら・・・。一体、俺は、いつまでページと格闘すれば良いのだ!?と、提出前に首を括りたくなる衝動を抑えられなくなること必死だ(大袈裟)。

 「自動化出来る事は、自動化する」これがパソコンを使う目的だ。残った時間は、内容に振り向けられるべきで、無駄な作業で疲弊していては意味がない。実際、学位論文の変更なんて、「じゃ、この内容にあさってまでに変更してきてね」などと言われるものだ。教授会の締め切りがあるからね。

 私なんか、締め切り前の1週間で、8章中2章を削られ(これは最初の企画がまずかった証なのだが)、さらに、50ページ書き足せと指導を受けて、さらにその締め切りは1週間後であった。つっても、私は社会人であったので、平日に作業が出来るわけもなく、実質作業に当てられた日数は、土日の二日間だったわけだ。削除と、段落番号の振りなおし、目次のページ番号の再入力を手でやっていたら、この2日は、それだけで終わったに違いない。50ページの書き足しは出来なかっただろう。

 んが、これが出来たのは、段落番号と目次の自動化があったからだ。「ありがとう!Word!!(号泣)」と、叫びつつ、大学に車を走らせたものだ。

 というわけで、是非とも最初の論文を書く時に、これを習得しておいて損はないはずだ。

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